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長文を読むのが大変な子どもと、読む保護者
国語の長文では、内容を考える前に、たくさんの文字を追うことだけで疲れてしまう場合があります。読めない漢字で止まる、どこを読んでいたか分からなくなる、保護者が何度も最初から読む、といった負担が重なることもあります。
読み上げ音声は、文章の内容を理解するための答えではありません。音声を聞きながら文字を追う、短い段落で止めて確認する、自分でも読み直すなど、家庭学習を補助する一つの方法として使えます。
耳で聞きながら目で追う
みみまなびでは、読んでいる文を文単位で強調します。子どもは音声だけを聞くことも、画面の文章を一緒に追うこともできます。文を押すとその場所から再生できるため、前半を聞き終えたあと、必要な段落だけ戻ることもできます。
まず一段落を聞き、「誰が出てきたか」「どこで起きたか」「何が変わったか」を親子で確かめます。その後にもう一度聞く、自分で読む、設問に進むなど、子どもの様子に合わせて区切ります。教育効果を保証するものではなく、集中できる長さや方法には個人差があります。
長文で使える機能
- 文単位ハイライト
いま聞いている場所を確認 - 文を押して再生
段落の途中から聞き直す - 前の文・次の文
一文ずつ移動する - リピート
同じ文を繰り返す - 速度と間の調整
読み上げ速度、文間・段落間を変更 - マイ辞書
名前や地名などの読みを登録(有料プラン)
元の文章は、直接入力・貼り付けのほか、文字入りPDFや画像OCRから用意できます。画像OCRでは誤認識があり得るため、問題文や漢字を原本と照合してください。
文章・PDF・紙の教材を用意する
最初は、取り組みたい一段落や一つの場面から試しましょう。長い文章は、意味の切れ目が分かるように段落を残して用意すると、聞き直す場所を探しやすくなります。
- 文字をコピーできる文章:トップページの「テキストを貼る」に本文を入れます。見出しや本文の順番を確かめてください。
- 文字入りPDF:「PDFを読む」から読み込みます。二段組みやルビのある教材は、文の順番や漢字の重複を確認します。詳しくはPDFを読み上げる方法へ。
- 紙のプリント・問題集:本文を撮影し、「画像を読む」から画像を選んで「画像から文字を読む」を押します。画像を選ぶだけでは文字の読み取りは始まりません。詳しくは紙のプリントを撮って読み上げる方法へ。
取り込んだ文字は、保護者が原本と照合してください。OCRでは、漢字・句読点・段落の誤り、ルビやページ番号の混入が起こることがあります。図・表・傍線などの見た目を、そのまま音声で伝えられるとは限りません。スキャン画像だけのPDFは、画像として用意して読み取る方法をお試しください。
家庭での読み上げは、5つの手順で
- 本文と設問を分けて準備する
まず本文の一段落を用意します。答えや解説まで続けて聞かせたくない場合は、一緒に貼り付けないようにします。 - 文字と読み方を先に確かめる
抽出された文を原本と見比べ、必要なら編集します。名前や地名の読みは保護者が聞いて確認し、有料プランではマイ辞書も使えます。 - 聞き取りやすい声・速度・間を選ぶ
一文を試してから調整します。考える時間がほしいときは文間・段落間を広げ、足りなければ保護者が一時停止します。 - 音声を聞きながら文を追う
文単位のハイライトで、いま読む場所を確認します。一段落を聞いたら一時停止し、「だれが」「何をした」を子どもの言葉で話してもらいます。 - 必要な文へ戻り、自分でも読む
分かりにくい文を押してその場所から聞き直します。原文のどこに書いてあるかを確かめ、最後は声に出す・黙読する・設問に取り組むなど、目的に合わせて進めます。
読み上げは、解答や解説を自動で作る機能ではありません。宿題の音読カードや保護者の確認は、学校の指示に沿って行ってください。音声を流すだけで、子ども自身の音読を終えたことにはなりません。
短い文章で「聞く→確かめる→読む」を試す
以下は、このページ用に作った家庭練習の例です。実際の教科書や試験問題ではありません。本文だけをコピーして、みみまなびに貼り付けて試せます。
練習用の本文
放課後、ゆうとは図書室で借りた本をかばんに入れました。校門を出ると、雨が降り始めました。ゆうとは傘を持っていなかったので、屋根のある場所で待ちました。
しばらくすると、友だちのさきが黄色い傘を差して来ました。「いっしょに帰ろう」とさきが言いました。ゆうとはお礼を言って、さきと並んで歩き出しました。
段落を止めて、こんなふうに聞いてみる
- 最初の段落:ゆうとは、どこで借りた本を持っていましたか。
- 最初の段落:ゆうとが屋根のある場所で待ったのは、なぜですか。
- 次の段落:さきは、ゆうとに何と言いましたか。
- 全文を聞いたあと:ゆうとの気持ちを想像して、その理由になる文も探してみましょう。
保護者向け:確かめるポイント
1.図書室です。2.雨が降り始めたのに、傘を持っていなかったからです。3.「いっしょに帰ろう」です。
4.気持ちは一つの正解に決めず、「お礼を言って」「並んで歩き出しました」など、本文のどこからそう思ったかを聞いてみます。本文に書かれた事実と、自分の想像を分けて話せるように手伝いましょう。
答えに迷ったら、すぐに教える前に該当する文をもう一度聞きます。聞いて分かったあと、自分でもその一文を読んでみると、練習の区切りを作りやすくなります。
つまずいたときは、聞き直す場所を小さくする
どこを読んでいるか分からなくなる
ハイライトを見ながら、一文ずつ確認します。声が先へ進みすぎる場合は速度を下げ、前の文・次の文で位置を調整します。最初から全部を聞き直す必要はありません。
漢字で止まってしまう
読みを音声で確かめたら、元の漢字を指で追って読み直してみましょう。同じ漢字でも文脈によって読み方が変わるため、音声の読みが正しいかは保護者も確認してください。
長くて内容を思い出せない
一段落より短い二、三文からでも構いません。「だれが・どこで・何をした」を一つずつ確かめます。慣れてきたら場面をつなげ、登場人物の行動の変化や理由を原文で探します。
聞き直せるときと、一度で聞くときを分ける
内容を理解する練習なら、リピートや途中再生を使えます。試験形式に合わせた練習では、教材・学校・先生の指示に従ってください。学習の目的に合わせ、音声を使う場面と、自分で読む場面を決めましょう。
無料で試す
登録なしの無料プランでは月3,000文字、画像OCR3枚を利用できます。短い物語や問題文の一部で、ハイライトの見やすさと音声の速度を確かめてください。高品質音声ではWAV保存もできますが、保存音声には画面のハイライトがありません。文字と一緒に追いたいときは、みみまなびの画面で再生します。
教材を取り込む前に、その教材の利用条件を確認してください。子どもの名前や学校名など、読み上げに不要な個人情報は削除して使います。

