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PDFを読むのが大変になる場面
学校や塾の教材、配布資料、説明書など、PDFには長い文章が含まれることがあります。スマートフォンの小さな画面で何ページも読むと疲れやすく、家事や移動の合間には画面を見続けられません。子どもの教材では、保護者が毎回そばで読み上げることが負担になる場合もあります。
そんなときは、PDFの文章を音声にして耳で聞く方法があります。音声だけに任せるのではなく、文章を表示して音声と一緒に追う、分かりにくい文だけ繰り返す、あとで原文を読み直すなど、目的に合わせて使うことが大切です。
まず、PDFに文字情報があるか確認する
PDFには、文字を選択できる「テキストPDF」と、紙を撮影・スキャンした画像中心のPDFがあります。文字情報のあるPDFなら、その文章を取り出して読み上げる方法が使えます。一方、画像だけのPDFは文字情報を持たないため、そのままでは読み上げられないことがあります。その場合は、必要なページを画像として保存し、OCR(画像から文字を取り出す技術)を使います。
PDFを開いて文字を指で選択できるかが、一つの見分け方です。レイアウトが複雑な資料や縦書き、ふりがな、図表が多いページは、抽出結果を必ず確認してください。
みみまなびでPDFを読み上げる
みみまなびは、文字入りPDFを読み込み、抽出した文章を画面に表示して読み上げます。対応するPDFは1ファイル20MB・100ページまでです。画像だけのスキャンPDFは、必要なページをJPGやPNGなどの画像にして、画像読み取りを使ってください。
- 文単位ハイライト
いま読んでいる文を画面で確認 - 途中から再生
文を押して、その場所から聞き直し - 続きから再生
前回選んだ文の近くから再開 - 速度変更
聞き取りやすい速さに調整 - 前・次とリピート
必要な文だけ繰り返し - 読み方辞書
固有名詞などの読みを登録(有料プラン)
スマホ・PCでPDFを読み上げる5つの手順
- トップページで「PDFを読む」を選ぶ
みみまなびのトップページを開きます。PDFを閲覧する画面ではなく、みみまなびの読み込み画面から操作します。 - 「PDFファイルを選択」で1ファイルを選ぶ
スマホやPCに保存した文字入りPDFを選びます。PCではドラッグ&ドロップも使えます。最大20MB・100ページまでで、パスワード付きPDFには対応していません。 - 「PDFを読み込む」を押す
選択しただけでは読み込みや音声の再生は始まりません。処理中は画面の進み具合やメッセージを確認し、完了を待ちます。 - 抽出された文章を原本と見比べる
ファイル名・ページ数・抽出文字数などを確認します。文の順番や漢字が違っていないかを見て、不要な文字や改行を編集します。 - 声と速度を選び「読み上げる」を押す
音声の準備が終わると再生が始まります。文単位のハイライトで場所を確かめ、聞き直したい文を押してその場所から再生できます。
読み上げ中は、みみまなびの画面を開いたままにしてください。図・写真・表・ページの配置を、そのまま説明する機能ではありません。元のPDFも手元に置いて確認しましょう。
スマホでPDFファイルが見つからないとき
PDFを開いているだけでは、端末に保存されていない場合があります。元の配布ページや閲覧アプリの保存・共有メニューから、端末のファイルとして保存できるか確かめてください。ファイル選択画面では、保存した場所を探します。メニュー名や保存場所は端末・アプリによって異なります。
読み上げる前に、ここをチェック
- 読む順番:二段組みの左右が混ざっていないか、本文の途中に別の欄の文章が入っていないか。
- 漢字・数字・ルビ:ふりがなが重なっていないか、日付や金額など大切な文字が正しいか。
- 改行と段落:文の途中で不自然に切れていないか、意味の区切りが残っているか。
- 不要な情報:ページ番号、繰り返しの見出し、本文と無関係な注記が混ざっていないか。
たとえば、学校のお知らせなら「持ち物・日時・場所」、国語の教材なら「登場人物の名前・会話・段落の順番」を原本で確認します。読み上げ音声だけで判断せず、重要な内容は必ず元のPDFに戻って確かめてください。
国語の教材は、一段落ずつ聞いてみる
最初から全文を聞かず、一段落で一時停止して「だれが、何をしたか」を確認します。分かりにくい文だけ聞き直し、自分でも読み直す流れにすると、取り組む範囲を小さくできます。国語の長文を読み上げる方法では、短い練習文と問いかけ例を紹介しています。
文字が出ない・うまく読めないとき
画像だけのスキャンPDFだった
文字情報がないPDFからは、そのまま文章を抽出できないことがあります。必要なページをJPG・PNGなどの画像として用意し、「画像を読む」から選んで「画像から文字を読む」を押します。詳しくは紙のプリント・画像を読み上げる方法をご覧ください。PDFの選択だけで、画像OCRへ自動的に切り替わるわけではありません。
ファイルが大きい・ページが多い
1ファイル20MB・100ページまでです。上限を超えるときは、元の資料から必要なページだけのPDFを用意してください。対応上限内でも、文書の作りやページ数によって読み込みに時間がかかる場合があります。
パスワード付き・文字の取り出しが制限された資料だった
パスワード付きPDFには対応していません。利用できる権限があるかを確認し、必要なら配布元に読み上げに使える文字入りPDFやテキストの提供を相談してください。
順番が違う・一部が抜けている
縦書き、段組み、表、ルビなどがあるPDFでは、抽出がうまくいかない場合があります。必要な文章をコピーできるなら「テキストを貼る」から用意するか、必要部分を画像にしてOCRを試します。どちらも、結果を原本と照合してください。
文字は出たのに音が出ない
文字の読み込みと音声の再生は別の操作です。「読み上げる」を押したか確認し、音声の準備を待ちます。端末の音量やイヤホンの接続先、画面上のエラーメッセージも確認してください。高品質AI音声の生成にはインターネット接続が必要です。
別のファイルを試すときは「別のPDFを選ぶ」を使います。「クリア」は入力した文章とPDFの読み込み情報を消すため、残したい文章は先に手元へ控えてください。
PDFから作った音声を保存する
高品質AI音声を選び、「音声を保存」から準備し、「保存する(WAV)」で端末に保存できます。1回につき最大10,000文字です。ブラウザ標準音声の保存には対応していません。
WAV音声には、元のPDFのレイアウトや文単位ハイライトは含まれません。文字を目で追いながら聞くときは、みみまなびの画面で再生してください。保存した音声は、端末の音声再生アプリで聞けます。
長い資料を後で続けるときは、再開したい文やページを控えておくと安心です。保存された文章を開き直す場合も、文章と再生位置を確かめてから再生しましょう。
無料で試すときのポイント
無料プランは登録なしで、月3,000文字と画像OCR3枚を試せます。まずは数ページのPDFや短い資料で、文字の取り出し方、声、速度が用途に合うかを確認してください。長いPDFは無料枠を超えることがあるため、利用枠の範囲で、必要な短い部分からお試しください。ファイルの容量・ページ数の上限と、月に使える読み上げ文字数は別の条件です。
PDF内の文章や画像には著作権や利用条件があります。自分で利用できる教材・資料かを確認し、氏名、住所、連絡先など不要な個人情報は取り除いてから読み込んでください。

